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とんかつ道コラム

思わず誰かに話したくなるような
とんかつへの愛に溢れる情報を発信していきます。

「新春にして とんかつを想う」

tonkatsu.jp表参道のとんかつ

昨年は、tonkatsu.jp 表参道をご愛顧いただきましてありがとうございます。本年もどうぞ変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。

さて、tonkatsu.jpでは今週末から新銘柄「LYB豚」が加わり、来週から加わる「セレ豚」を含めますと、16種類のラインナップとなります。

「あれも食べたい、これも食べてみたい!」。そんな風に「積極的に迷える楽しみ」を提供できたらというのが、多くの銘柄を揃えようという最初の目論見でした。日本全国を食べ歩いて美味しかったとんかつ、そんな豚肉を選べる楽しみを提供できたらどんなに素晴らしいだろう、当初はそのような考えしかありませんでした。

しかし豚の取材や仕入れの交渉などで養豚家、あるいは問屋さんと対話を重ねる内にどんどん考えが変わっていきました。「美味しい豚肉をつくろう」と熱い想いを持って豚を育てている生産者や、精肉をお店に美味しく届けるために枝肉の処理に工夫を重ねる問屋さんの存在を知るようになったからです。私はそれまでかなりの数のとんかつをいただいていたのに、全くというほど知らなかったのです。その背景を知っていたら、もっと美味しく、楽しくとんかつを食べられてのではないかと思うようになりました。

エルパソ牧場の平林会長

そしてtonkatsu.jpは「生産や流通に携わる方の想いをお客様に伝えられるお店になろう」「生産者とお客様をつなげられる『場』になろう」と決意しました。

飼育する豚の幸せを考え、放牧するための山を購入した養豚家がいます。アニマルウェルフェアのために、飼育施設に大きな投資をする生産者がいます。究極の豚肉を目指そうと流通と生産の両方に取り組まれる完璧を目指す生産者もいます。フードロス削減のためにエコフィードを開発する飼料業者がいます。豚肉の生産に携わる方々ばかりではありません。敢えて言えばパン粉の変態にも出会えました。塩の求道者もいます。毎日、油のことしか考えていない方もいらっしゃいます。

パン粉を進化させ続ける、中屋パン粉工場中林正一社長(右)、良太工場長(左)
パン粉を進化させ続ける、中屋パン粉工場中林正一社長(右)、良太工場長(左)

tonkatsu.jpはそういった「とんかつができあがるまでに携わっているすべての方の想い」も共有でき、そのおいしさのポテンシャルを100%発揮して、ココロでもカラダでも美味しくとんかつを召し上がっていただけるようなお店でありたいなと考えています。

2022年は、生産者の方をオンラインでつないでご紹介しながら、とんかつを召し上がっていただくイベントなども開催予定です。詳細が決まりましたら改めてお伝えさせていただきます。

本年もどうぞ、変わらぬご愛顧のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。

tonkatsu.jp 表参道 スタッフ一同

生産と流通の両方に携わり、究極の豚づくりに取り組む金子渉さん



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